2018年12月31日。思えば1年前の2017年大みそかに「ブログやってみよう!」と軽い気持ちで始めたこのブログ。途中からびっくりするくらいアップする頻度が落ちましたがw
2018年の大みそかは、鹿児島から青森まで新幹線で約11時間かけてのんびり考え事しながら移動しました。
今年1年、化学業界の顧客といえる自動車や家電、スマホといった製品に関するトレンドについて、いくつか気になる傾向が見られたのが印象に残りました。
①機能消費から意味消費へ:
製品を「その機能が便利だから使う」というより、「こういうものを選んで使っているのが私という人間だ」という意思を示すものにお金を払う
(エコバックだったり、オーガニックの野菜だったり)
②個別化(カスタマイズ):
高度成長期荷は当然だった「みんなが持っているもの(≒いいもの)をまずは手に入れたい」から「私という人間は私しかいないから、みんなと違うものが欲しい」へ
③シェアリング:
①と関連すると思うが「そもそもモノを持つってダサくない?」「え、新品買ったの?メルカリで安く買えるやん」「そもそも家とかいる?」という、所有から共有へのじわじわとした動き
④SDGs:
前身のMDGsから先進国の人にも身近に感じつつあるSDGsを目にする人が増え、「地球を大切に」「資源を大切に」というメッセージも身近になってきた
これらの動きはどれもじわじわという速度だけれど、
「いい製品を開発して、大量消費の前提で大量生産し、コストを安くして顧客もハッピー」という化学メーカーの鉄板勝ちパターンから、
「個別化・シェアされる製品は沢山は売れないので、沢山は作れない」前提になるので売上が下がることが想定される。
大企業における「新規投資が〇〇億円必要だから、事業規模が大きくないとOKがもらえない」→「だけど売上が昔より見込めない」→「投資NG」という流れが来て、事業規模が小さくても尖った製品を作ることができるベンチャーだったり事業規模が小さくても顧客に選ばれる製品を作ることができる会社も、今まで以上に存在感を出せる時代が来るのでは、と勝手に妄想しています。
11時間も考えているのに思考がだいぶ浅いですが汗、
この流れが来年も続くのか?
どこを見ればそのトレンドが読めてどこがティッピングポイントなのか?
について、自分なりの指標を持ちながら「で、私(当社)はどうするのか?」を考え続けていきたいと思います。
この現状を踏まえると、こういう行動に価値があるのでは?という仮説は1つ持っていますが、それは来年いろんな人に話しつつブラッシュアップしていこうと思います。
来年もひたすら考え、行動し続ける一年にしたいと思います。