2019-01-01から1年間の記事一覧

2019-09. 素材企業におけるサーキュラービジネス~(part2:"廃棄価値"という新しい軸)

年の瀬に素材産業におけるサーキュラービジネスを考える第2弾。 第一弾では世の中全体のサーキュラーエコノミーを考えるより、自分の手の届く範囲で確実に廃棄している"自社の廃棄物"に着目し、それらを活用して新しい価値を産んだり、他の使い道がないかを…

2019-08. 素材企業におけるサーキュラービジネス~(part1:自社の"廃棄物"を考える)

2019年もあと半月。 今年に入って「サーキュラーエコノミー」という単語を聞く機会が増えた。 www.huffingtonpost.jp 記事中でサーキュラーエコノミーとは「従来の大量生産・大量消費・大量廃棄の経済モデルに代わる、地球環境や労働環境にも持続可能性をも…

2019-07.素材とブランド(part3) ~「この件はあいつに頼ろう!」と想起されること~

自分で広げた「素材とブランド」に関する着地点が見えない。。 ●2019-05.素材とブランド(多分part1) ~素材は"主役"ではなく"ツール"なのか~ http://beyondthechemistry.hatenablog.com/entry/2019/08/13/231840 ●2019-06.素材とブランド(part2) ~素材…

2019-06.素材とブランド(part2) ~素材に"新しい意味"を与えるデザイナー~

先日、以下のようなポストをした。 ●2019-05.素材とブランド(多分part1) ~素材は"主役"ではなく"ツール"なのか~ http://beyondthechemistry.hatenablog.com/entry/2019/08/13/231840 これは「欧米と比べ日本の素材産業の営業利益率を上げるにはどうすれ…

2019-05.素材とブランド(多分part1) ~素材は"主役"ではなく"ツール"なのか~

暑い。連日暑い中、毎年恒例の化学業界売上 global top50がChemical&Engineering Newsから報告された。 https://cen.acs.org/business/finance/CENs-Global-Top-50-chemical/97/i30 出典:https://cen.acs.org/content/dam/cen/97/30/WEB/globaltop50-2018.p…

2019-04. カスタマイゼーションは素材産業へも波及する?(国別編)

6月最初の月曜、新幹線で関西から東京へ移動中。 名古屋到着時に乗ってくる人をぼんやり眺めながら、車両に乗り込むときのいそいそとした動きが「大阪(せっかち)>名古屋>>>京都(はんなり)」だと今更ながら気付いた。 「同じ日本でも1時間移動するだ…

2019-03.D-Labプロジェクト(第3弾)から考えた素材産業へのチャンス

私が毎度正座して熟読している「シリコンバレーD-Lab プロジェクト」の第3弾レポートが4月末に公開された。 シリコンバレーD-Lab プロジェクト(第3弾) ~シリコンバレーから見えてきたMaaSの世界~ https://www.meti.go.jp/press/2017/01/20180131003/2018…

2019-02.マテリアルズインフォマティクス(MI)成功のカギはRPA?

来月から新年度。どの会社も新年度に新しい取り組みを進めるケースが多いだろうが、私が携わる素材・化学系の多くの企業において「待ったなし」になると考えているのが「マテリアルズインフォマティクス」。 ■マテリアルズインフォマティクス(MI)とは マテ…

2019-01.素材のMaaS(Material as a Service)

2019年1発目ブログ。 昨年、正月からブログを書きまくり、成人式を待たずに失速した反省を踏まえ、今年は最低でも月1回、素材・化学に纏わる今後のトレンドを、webに載っていない所まで深堀りして記録していこうと思う。 と、これでも十分ハードルが高かった…